内縁の妻が抗議の自殺

気の毒だし可哀想と思うけれど、この自殺に共感も同情もイマイチできない。
JR西は未入籍の彼女に、現状で、できるだけのことをしたと思う。
2月まで支給していた生活費を打ち切ったのも、労災年金支給が認められたからだ。
これのどこに問題があるのか、ワタシには全然理解できない。
それに、彼女は自らJR西との交渉を拒んでいたらしいが、交渉せずに思い通りに遺族扱いされるとでも思うのだろうか。
内縁の妻で、事実上の遺族を主張するなら、弁護士をつけてJR西だけでなく、男性の遺族とも交渉すれば、
10年以上も共に生活している実態があるのだから、裁判沙汰になっても彼女に有利な判決が出ただろうに。
なのに、法的に何も動かず自殺して、それをJR西だけに責任転嫁するなんて、なんだかなぁ・・・だ。
JR西が悪い!!と責めるにしても、限度ってもんがあるだろうに。
同棲男性の親族と争うのが嫌で、JR西だけに恨みの矛先が向いた結果の自殺だろうが、
自殺するくらいなら、労災年金を申請したように、JR事故の慰謝料についても有効な手段を講じればよかった。
まるで少女のような文面が痛々しい遺書の精神状況では無理だったかも知れないが、法的には充分に手の打ちようはあったのだ。
彼女の周辺が、彼女に代わって法的な権利を主張していれば、最悪の結末は免れたかも知れない。
それに、マスコミはこの自殺を祭り上げるのは慎むべきだと思う。
彼女は確かに可哀想だけど、この自殺の一方的で感情的な報じられ方に疑問を感じている人って、結構・・・・多い。
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20061017p201.htm

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脱線犠牲者の同居女性自殺、生活費2月に打ち切り
 
「遺族の心の奥底に気づけなかった」と話す中村・JR西常務(16日、大阪市旭区で) 
JR福知山線脱線事故で亡くなった会社員芦原直樹さん(当時33歳)と13年間同居し、
大阪市内のマンションで飛び降り自殺した荒川由起さん(32)(大阪市東淀川区)に対し、
JR西日本が、生活費の支払いを今年2月に打ち切っていたことがわかった。

16日夜に同市内で営まれた通夜に参列した中村仁常務(被害者対応本部副本部長)が明らかにした。
同社は事故後、荒川さんに担当社員をつけて生活費を支払ってきたが、
荒川さんが給付申請していた芦原さんの労災年金の支給が決まったことを理由に、2月分以降は支払いをやめたという。

遺族と面談し、荒川さんの遺書も読んだ中村常務は「たいへん残念で言葉にならない。
荒川さんについて当社が遺族として対応しなかったことはないが、気持ちに気づけなかった」と述べた。

通夜には、荒川さんの知人ら約50人が参列。
知人の男性は「悲しさと悔しさで言葉にならない」と沈痛な表情を浮かべ、
事故で家族を失った遺族の1人は「我々の間にも動揺が広がっている」と言葉少なだった。
(2006年10月17日  読売新聞)
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