ますます胡散臭い野口氏の「自殺」

http://www.sankei.co.jp/news/060207/sha073.htm

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公安委員長、野口氏死亡の犯罪性否定 ライブドア事件 
  
沓掛哲男国家公安委員長は7日の衆院予算委員会で、
ライブドア前社長、
堀江貴文(ほりえ・たかふみ)容疑者(33)=証券取引法違反容疑で逮捕=の元側近で、
1月に那覇市のホテルで死亡したエイチ・エス証券副社長、
野口英昭(のぐち・ひであき)さん=当時(38)=について
「沖縄県警が犯罪に起因するものではないと判断した」と述べた。
民主党の細川律夫(ほそかわ・りつお)議員の質問に答えた。

同県警は野口さんを自殺と判断したが、
テレビや週刊誌などで犯罪に巻き込まれた可能性が報じられている。

細川議員は「客観的な状況の中に疑問があり、司法解剖が当然だった」などと追及。
沓掛委員長は「(一部報道で)疑わしい理由をいろいろ言われたが、いずれも事実と違う。
県警は捜査を尽くした」と反論した。

警察庁の縄田修(なわた・おさむ)刑事局長も「現場の状況などをみると、
司法解剖の令状を取ること自体が不可能なようなケース。
県警は明快に犯罪ではないと判断している」と説明。
遺族の了承を得て実施した行政解剖結果からも
「犯罪で亡くなったとは判断していない」と重ねて犯罪死を否定した。

野口さんはライブドア元社員で子会社役員も務めた。
ライブドアの企業買収に関与したとされ、
同社本社や同証券などへの家宅捜索を受けた2日後の1月18日、
手首などを切って死亡した。
(共同)(02/07 19:00)

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引用した産経の記事によれば、野口さんは「手首などを切って死亡」なんて意図的にヌルい表現がされているけれど、野口さんの奥さんによれば致命傷の割腹傷は、深さが8センチで長さが7センチだったそうで、どう考えても「手首などを切って死亡」ではすまされない。これが自殺だなんて、オカシすぎる。
それに加えて、別な意味でこれまた変でいかがわしいのが、メディアなどで野口氏他殺説を騒ぎだした途端に、根拠を示さずに自殺説を説得しようとする著名人たち。
その代表は、大谷昭宏(最近ちょっと変)と宮崎学(グリコ事件と組長の息子がウリ)と北芝健(元刑事)と二木(日刊ゲンダイ)川村(テレ朝)なのだけど、彼等の発言や解説は、沖縄県警みたいに頭っから自殺ありきでしかない。説得力がまるでないのだ。日頃の「公権力に厳しい」発言は何処へやらで、不可解なほどロクな捜査もせず自殺と決め付けた沖縄県警におもねってる。
それから、もっと変に感じてならないのは、TVの報道の仕方。
野口氏を空港で迎えた4人について追跡報道が無い上に、それを報道したのは限られた局だけ。ホテルの従業員の証言がコロコロ変化する経緯についても追求はナシ。救急隊員証言とホテル従業員の証言が合致しないことにも触れないし、野口氏の隣室に泊まっていたとされる客についての追跡もないばかりか、ホテルには必ずある監視カメラについての言及もなし。腹部の動脈が切れた状態で2度非常ベルを鳴らせるか?の検証もな〜し。「徹底検証」なんて言ってるけど浅すぎる。
ヒューザーであれだけ大騒ぎしていた「安晋会」の理事が野口氏だったという報道がなされないのも解せない。なんでこんな大ニュースを無視できるのだろうか。
とにかく、野口氏の「自殺」は謎と疑惑はますます深まるばかり。他殺に近い自殺か、ホテルがグルなら、自殺にみせかけた他殺の線だって充分ありえる状況だ。
せめて、自殺説を力説する著名人は、手首と首を切った後に腹を8センチ突き刺し尚且つ7センチ横に動かして、それを引き抜いてから2度非常ベルを鳴らせる根拠を示して欲しい。証言がコロコロ変化する第一発見者と瀕死で危篤な野口氏の目線が合わなかったから「自殺に違いない」だなんてユルイ報道では全然不十分すぎる。こんな理由で、自殺は間違いナシなんて、もしかして、ホリエモンと同じように国民をバカだと思っているのだろうか。
なんだか、TVメディアの報道や警察のなおざりな対応を見てると、このデタラメさは意図的なのかもしれない。日本の闇って、一般ピーポーのワタシが思う以上に深く澱んでいるのかも・・・・・