「性的ないじめ」と小山田圭吾

山形の一家3人殺傷事件は、武器と暴力の激しさから、
被害者(特に長男)に対して、尋常でない深い恨みを持っていたことは想像できたけど、
容疑者によれば、過去に「性的ないじめ」があったらしい。
子供時代に3歳違うと腕力に差があるし、家がすぐ近所だから、登下校は常に一緒で逃げられない。
性的な虐めが事実なら、男同士ということもあり、
辱めを受けた側の屈辱感と無力感と絶望感は、想像を絶するほど深刻だったに違いない。
そして、深刻であればあるほど、田舎の狭い社会では恥もあり、周囲にそれを訴えられないのだ。
性的な虐待をした相手が100M先に暮らし、しかも、それが遠い親戚なのだ。
まず、都会ではありえない、田舎特有の生き地獄という他ない。
こんな納得できない形で人生をダメにされてしまった加害者に、なんだか激しく同情してしまいそうになる。
多分、この容疑者は虐めによる迫害感で、達成感を感じることが難しく、
何かに失敗する度に、未解消の苦痛である過去の「いじめ」を思い出し、被害感情と屈辱感を膨らませていった。
苦境から脱する為には、苦しめた者を排除するしかない・・・となるまで、病的に思いつめて、
自分が味わった以上の苦しみを、憎悪の対象に味あわせることが、全てになり、
忍者が持つような刀による復讐が、唯一、相手を見返す手段になってしまった。
苦痛の高い忘れられない虐待は、人を犯罪者にするほど、根深い傷になってしまうのだ。。。(哀)
そんな中、この事件についての書き込みをみていたら、
フリッパーズ・ギターコーネリアス小山田圭吾が、とんでもない虐めっ子(というより犯罪者)だったことを、
笑える過去というニュアンスで、ロッキンオンジャパンで話していたことが判明。
随分大昔のことらしいけれど、内容が余りに酷く、嘘かと思うほどで驚愕した。
(内容を知りたい方は、「小山田圭吾・いじめ」で検索すれば出ます)
ほぼ同世代で、こんなシャレにならない酷い虐めをやっていたなんて、正直、信じられない。
虐めが、無視や嫌がらせだけでなく、残虐な暴力や金銭要求や性的なものへ発展したのは、
もっと下の世代からとばかり思っていた私って、世間知らずだったんだな。
信じられないような虐待に、世代なんて関係ないらしい。
小山田圭吾に至っては、自ら進んで残虐非道な虐めを、インタビューで大公開しただけに止まらず、
度を越えた万引き自慢&ダウン症養護学校生徒の容姿を笑いモノにした発言まであり、
大昔のこととはいえ、その罪悪感の無さと、「笑い」のセンスに、ただただ寒々しいものを感じた。
虐めや、万引きや、障害者を見下して笑うことを自慢する、人気ミュージシャンって・・・イタい。イタすぎる。
人でなしのサイコパスでも、あんな良い曲作れるのが、面白いところだけど、
今まであったイメージは、完全に破壊されてしまった。
これから先、小山田圭吾を見る目は激しく変わることは否めないし、音楽を聴いても、イロイロ裏読みしてしまいそうだ。
とにかく、和田弘とマヒナスターズ三原さと志の息子が、
あのフリッパーズ・ギターの片割れが、
あの女装して小枝のCMに出ていた人が、
人気ミュージシャンでありながら、実は、歪んだアレレ?な人だったなんてー
人間って、本当に不可解で複雑な生き物なんだなぁ・・・と、なんだか感慨に浸ってしまった。
久々だけど、フリッパーズ・ギターのCDを、聴きなおしてみたい。
シングルズ
http://yamagata-np.jp/kiji/200605/11/news04808.html

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「小学生のころ性的強要され恨み」と供述−飯豊・一家殺傷

飯豊町椿の民家で、会社員伊藤覚さん(27)=山形市瀬波3丁目=ら一家3人が殺傷された事件で、
殺人容疑で逮捕された近くの会社員伊藤嘉信容疑者(24)が、長井署捜査本部の調べに対し
「小学生のころ、覚さんから性的なことを強要され恨んでいた」と供述していることが11日、明らかになった。
供述には依然としてあいまいな点があり、捜査本部は慎重に調べを進める。

調べによると、覚さんと嘉信容疑者は、幼少のころからの遊び仲間。
覚さんの父信吉さん(60)に対する殺人容疑で逮捕された後、捜査本部の調べに対し、
「小学生のころ、覚さんから性的なことを強要された」
「抑圧され、長年にわたって恨んでいた」などと、
覚さんを狙った犯行だったという趣旨の供述を同容疑者はしている。

覚さんからの性的な強要がいつごろあったのかなどの点について、
捜査本部は嘉信容疑者から慎重に事情を聴くとともに、
具体的な供述が得られれば、順次裏付けを急ぐ方針。

逮捕された直後から、嘉信容疑者は憔悴(しょうすい)した様子で、供述内容は依然として二転三転。
捜査本部は今後、動機面について重点的に調べを進め、一家3人が殺傷された事件の全容解明を急ぐ。

凶器とされる米国メーカー製の大型ナイフについて、
嘉信容疑者は「東京の専門学校に通っていたころ(2000−01年度)、都内の専門店で購入した」と供述。
捜査本部は、性的なことで恨みを抱いていた覚さんを狙った計画的な犯行との見方を強めている。

11日の県議会文教公安常任委員会で、県警察の高橋富蔵刑事部長は「県内で過去に例のない凶悪な事件。
所要の捜査を強力に推進し、全力を挙げて事件の全容解明に努める」と答弁した。
佐貝全健委員(自民)の質問に答えた。
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