ゲイ・バッシング

夢の島でゲイが襲われた事件は、ゲイの側からみると立派なゲイ・バッシングらしい。
公共の場で昼夜を問わず素っ裸で男を漁る権利を脅かされるなんて酷い!ってことではなく、
どのような状況であれ、ゲイが狙われ攻撃されたことが、ゲイ・バッシングになるらしいのだ。
確かに、ゲイという理由だけで、襲われたり、殺されても良いなんて、
倫理的に絶対許されないから、少年たちの暴力は、正当化しようがないが、
夢の島」のような事件は、欧米のゲイ・バッシング事件とはちょっと趣きが違う気がする。
なぜって、わざわざゲイバーを狙って襲撃したり、ゲイを偽装して相手を誘き出し攻撃したわけではなく、
公共の場で、それも午後9時頃という世の中がまだ活動している時刻に素っ裸の男を、金目当てに襲った事件だからだ。
加害者は少年たちで、被害者はゲイであることに変わりはないが、
日本のゲイ・バッシングは、欧米であるような宗教絡みのヘイトクライムとは深刻さが違う。
でも、ゲイリブに熱心な活動家は、「日本社会に巣食うゲイに対する蔑視が事件を助長させた」と世間を責め、
昼夜を問わない公共の場でSEXを漁る行為については無関心を装う。
賢いゲイリブの人たちにとって重要なのは、「ハッテンバ事件」の被害者がゲイであること。
だから、臭いモノに蓋でをするように「ハッテンバ」よりも、ゲイが狙われた被害事実だけにスポットを当てる。
「ハッテンバ」的インモラルな背景要素をできるだけ排除して、倫理的に「ゲイ・バッシング」を捉えるのだ。
個人のモラルを問うよりも重要な社会問題があると詭弁を弄すれば、
破廉恥な実態が薄まり世間を啓蒙できると考えるのかもしれない。
でもやっぱり、公共の場で昼夜を問わず丸裸なゲイへのバッシングと、
社会通念上ノーマルに生活を営むゲイへのバッシングは、別に論じるられるべきだ。
大体、ハッテンバの安全と自由が、ゲイリブ活動に直結するなんて、公序良俗の基軸がズレすぎていて話にならない。
ゲイが社会に倫理を求めるなら、ゲイの倫理観だって、一部のゲイだけを利するものではいけないのだし・・・
とにかく、自制心欠如の咎を世の中に転嫁して、社会が悪いと言い立てるのは勝手だけど、
求める権利や自由が「ハッテンバ」かよ!!!???なんて・・・・あまりにも哀し過ぎる。
それにしても・・・
女は同性の無防備な行動に対して厳しい見解を持つ場合が多いのに、ゲイってなぜだかゲイに甘い。
セクハラで男同士が庇い合うように、公共の場を独占し発情するゲイを庇うゲイ。。。どうしてなのだろう。
結局、マイノリティの権利なんかより、その場限りの自己追求にしか余念がないから、
ゲイの無軌道な行為を無視できるのかもしれない。
どちらにせよ、人間は動物とは違って高度な社会を形成しているのだから、
主張するなら、倫理や法を守った上で、社会的な許容・禁止の線引きをして、真っ当なゲイの権利を主張をして欲しい。
対極にある利己主義と公共心をゴッチャして、
ハッテンバのゲイの権利や自由を要求されても、どーしようもない気がするのだ。
黒ひげ危機一発 レイザーラモンHG