超セレブな富裕層向け雑誌「SEVEN」


雑誌「SEVEN」


SevenHills セブンヒルズ


イー・マーケティング

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景気の悪い関西でヒィーヒィー云いながら零細会社を経営している父親は、
主要取引銀行の三井住友銀行から、絶対に儲からない設定の金融商品「キャップ」を、
儲からないと知った上で、逆らうことができず、掴まされてしまった。
どう考えても儲からないことがミエミエな金融商品を、
弱い立場の取引先に購入させ大儲けすることを企んだ下品な三井住友銀行は、
そんな悪どい企業姿勢が災いして48年ぶりに排除勧告を受けた。(天罰だー!)
でも信じられないことに、厭々契約させられた金融商品「キャップ」を解約しても、
解約する手数料だけで700万円も三井住友銀行に転がりこむらしいから、
どっちにしろアクドイ三井住友銀行が、ウハウハ大儲けなことに変わりはない。
所詮、世の中はこんな具合に弱肉強食ってコトなんだろう。


こんな風に銀行に虐められながら会社を経営している父親は、
ちょっと流行りの「富裕層」といわれるお伽噺の世界とはホド遠い層に属している。
にも係わらず、頼んでもない富裕層向け雑誌「SEVEN」が突然送りつけられてきた。
2度目である。


「SEVEN」は、富裕層を知り尽くしたと豪語するe-MARKETINGという会社が、
富裕層だけに向けて発行している雑誌だ。
なんでも「1億円以上の金融資産がある」人が、ターゲットらしいー(ゲッ)
だから、雑誌の中身も高級ブランド品や金融商品や宝石や高級時計や高級車や
高級健康食品や高級ヅラがズラズラ並ぶ。
読めばわかるが、
ゼニ金と無関係な記事は指揮者チョン・ミョンフンのしょぼ〜い短いインタビューだけ。
それ以外の「記事」は、高級品などの広告・宣伝で占められている。
雑誌が富裕層の読者へ訴えたいことは、
ただひたすらに「コレ買えっ!!!!」だけなのだから呆れる・・・いや、潔い!
そして、ハナにつくくらい過剰な上品セレブぶりで,
「大散財は素晴らしい美徳ですわよ、オホホホ♪」雑誌「SEVEN」の値段が、
殆ど広告の癖して、1冊2100円(税込)もすることを、
どうしてもボッタクリ・・・いや、無料だった癖に高い!と感じてしまうのは、
ワタシが富裕層に属さないせいなのだろうーなぁー


ワタシからみたら、
これみよがしに「買え!!!!」「使え!!!!!」「投資しろ!!!!!!」
ばっかの雑誌「SEVEN」。
発行しているイー・マーケティング社の考える富裕層は、
こんな中身の無い広告雑誌に啓蒙されてしまうような層を指すのだろうか。
とにかくウンザリほど延々、馬鹿高い品物の情報&モノについての短い物語だけ。
女性誌なら、もっと膨らませる文章も短い。
富裕層には高い商品への深い思い入れ文すら、不必要らしい。
とにかく、何からナニまで、なんだぁ??コレ??の別世界。
紳助の「バリバリバリュー」に登場する外人みたいな日本人なら、等身大で楽しめるのかも。
大体、1日25食限定のアンティーバカラ皿に盛られた小さいおむすび5個を
食べたがる日本人なんているのだろうか??
あんなにお高くとまった「おむすび」なんか、おむすびじゃないのにぃ〜!!
なんて思うワタシは、きっとヒガミ根性でそう感じてしまうのだ。


その他、ロールスロイスが、消費税込みで5千92万5千円するとか、
カレッタ潮留「九段一茶庵」の鴨しゃぶコースが、何人前か不明だけど8万8千円するとか、
「飛鳥」という豪華客船の世界一周クルーズの料金が、一番安くて1人で555万円とか、
隣国・韓国の2泊3日ツアーが、
16万5千円とか、18万6千円なんて、信じられないような高額で存在するコトとか、
遺産を生命保険ですれば、何だかしらないけどお得らしい〜!などなど、
ありとあらゆる色んなお高い情報が満載だったけど、
理念も目算もなくただゼニを使えー!!!と、ゼニを使えば使うだけ人間は価値が上がるー!
という2つのメッセージが繰り返されていただけだった。


下層で下流なワタシが、ちょっと興味深かったコトといえば、
ダブル不倫で略奪結婚した元・国会議員の畑恵が、
自宅1階でギャラリーを開いているらしいーとか、
面接の達人」で名をなし、一時は2時間ドラマで脇役俳優をやってた、
「マルチな才能を発揮している」作家の中谷彰宏の「営業」セミナーぐらい。
このセミナーの紹介文は、まさに中谷彰宏ここに在り!!って感じでふるっていた。
なんせ、美と健康のセミナー「恋愛&仕事のアンチエイジング」の講師が
中谷彰宏ってだけで殴りたくなるのに、
「仕事もでき、自分への投資も惜しんでないのに、なぜイイ男と縁がないのか」
と悩む女性をケーススタディした中谷が、
それはその女性が「我慢すること」に問題があり、
我慢することは、裏を返せばリスクを負わないことで、
つまり、
「リスクを負わなければ成長もなくなってしまう」なんて演説した挙句の締めの言葉が、
「食わず嫌いを減らすこと」が最大のアンチエイジングであ〜る〜!!!で、オシマイ。
聴いてる人や読んでる人を煙に巻くだけの相変わらずな「中谷彰宏節」が大炸裂なのだ〜(笑)


そしてそして〜
ブラピが主演していた有名サイコスリラー「SEVEN」の七つの大罪
(傲慢、嫉妬、暴食、色欲、怠惰、貪欲、憤怒)と差別化を図るためではないだろうけど、
広告代理店の顔がチラつく富裕層だけの雑誌「SEVEN」は、
次号から、今流行りの「ヒルズ」をプラスした「SEVEN HILLS」セブンヒルズ 
というステキな名前に改名するそうな〜☆☆
やっぱ、富裕層むけの雑誌に「ヒルズ族」のヒルズがつかないなんて、
マズイ!ってなったのかも☆☆☆
とんでもなくダサイ・・いや、恰好よくて臆面の無いネーミングで、
下層で下流なワタシはカンドウした!



ただちょっと不気味なのは、雑誌が送られるだけで済まないコト。
イー・マーケティング社は、ウチなんか富裕層じゃないコト知ってるだろうにー、
富裕層向け金融商品の勧誘電話なんかかけてくるのだー(怒)
富裕層と聞くだけで、反射的に胡散臭いと感じるワタシには理解できないけど、
世の中には、富裕層扱いされると有頂天になるオヤジ層がいるから、
相手のおだてにのって金融商品を買うかもしれない尻軽オヤジリストに、
もしや?うちの父親の名前が載っているんじゃ?


とにかく、
こんな雑誌も、金融商品の勧誘も、うちには全く不釣合いで必要ないコトは確かだ。