仏を騒がせた幼児虐待事件のその後
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/europe/news/20051204k0000m030069000c.html
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仏幼児性虐待:6被告全員無罪 司法当局への不信感募る 【パリ福井聡】フランス北部で計18人の幼児が性的虐待を受けたとされた事件で、 パリ高裁はこのほど6人の被告全員に無罪を言い渡した。 クレマン司法相は6人に深くわび、政府による補償を約束したが、 国民は司法当局への不信感を募らせている。 事件は仏北部オートローで00年、子供たちが教師に 「ティエリ・デレイ、ミリアム・デレイ夫妻(幼児性虐待罪で起訴済み)宅で 2人から性的虐待を受けた」と訴えたことから始まった。 ティエリ被告は自分の子供4人に対する性的虐待を認めたが、他の虐待は否定。 ミリアム被告は自身の罪を隠そうと 「近隣で数年間に幼児18人が性的虐待を受けた」と主張した。 検察はこの証言に基づいて13人を逮捕。別の一人は無罪を訴え自殺した。 ところがミリアム被告は昨年、自供が虚偽だったことを自白し、 13被告のうち7被告は既に無罪として釈放されていた。 パリ高裁は1日の判決で残りの6被告も無罪とした。最高齢は67歳の神父。 いずれも判決後、涙を抑えきれず「私は無罪だ。これで自由になれる」と話した。 6人は事件の不名誉から職や財産を失っており、 仏政府は逸失利益や心理的損害も含め補償に応じる。 昨年、無罪となった7人は 30万〜50万ユーロ(約4300万〜7000万円)の補償を受けている。
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え??この事件って・・・冤罪だったの???
たしか・・・随分前に、雑誌載っていたのを、内容の余りのエグサ故に覚えている。
大人が組織的に複数の子供を性的に虐待した!!という事件で、
フランスではすごい騒ぎだったようだ。
罪を認めた夫妻が、共犯者を自供し、大勢逮捕されたらしいけど・・・
結局、問題の夫妻が実子4人を虐待していたというだけで、
後は全部、偽証による道連れってことになるようだ。
恐らくだけど、偽証した妻は、
子供の虐待に加担するほど、完全に夫に支配された状態が続いたせいで、
自分こそ一番の被害者だと感じているのに、
夫と同罪で裁かれることに、どうしても納得いかなくて、
腹いせで全く無関係な他人を道連れにする偽証をしたのではないだろうか。
(あ〜怖い怖い・・・)
しっかし、フランスの警察も、なんで自供のまんま13人も逮捕しちゃったんだろう?
自分の子供を4人も、虐待するような人間の言い分を、なんでそのまんま信じたんだろう?
幼児虐待は組織的に行われていた!!!って、先入観でもあったのだろうか。
アメリカでも似たような幼児虐待の冤罪事件があったけど、
精神的に不安定な子供や犯罪者の自供だけで、
物証ナシで逮捕したなら、無茶苦茶恐ろしいコトだと思う。
日本でもそうなりつつあるけど、欧米では、幼児を性的に虐待する罪は、万死に値するから、
冤罪で逮捕された人達の心中は、計り知れないほどだったと思う。
もしかすると殺人の冤罪より、精神的に辛いかも知れない。
後の祭りだけど、無罪を叫びながら自殺した方の冥福を祈るばかりだ。