恵まれてる人たちの本音

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「被災者恵まれている」米大統領母が物議

ブッシュ米大統領の母親で、
ブッシュ元大統領のバーバラ夫人が超大型ハリケーン「カトリーナ」の被災者に関し、
貧しい人にとって避難先での生活は恵まれていると発言、物議を醸している。

夫人は５日、元大統領やクリントン前大統領と一緒に、
ルイジアナ州の被災者らが収容されている
テキサス州ヒューストンの競技場「アストロドーム」を訪れた。

その際にラジオのインタビューに答え
「私が聞いた限りでは皆テキサス州にとどまりたがっている。誰もがもてなしに感激している」
と発言。
さらに
「競技場にいる多くの被災者は貧しかった。彼らにとってここは恵まれている」と述べた。

息子のブッシュ大統領がハリケーンへの対応が不十分だと批判にさらされている中、
夫人は、被災者支援が万全であることを強調したいあまり、口が滑ったようだ。

［2005/9/7/09:28］

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被災者が、ニューオリンズでどんな生活を送っていたかを知らない癖に、
避難所のほうが恵まれている。と、言えるほど、
自分が恵まれているバーバラ夫人はともかくとして、
恐らく、アメリカには、バーバラ夫人のように考える人がたくさんいる。

ＣＮＮでも、自分の街に遺体収容施設ができることを、
「生きている人達が来るより、死んだ人達のほうがいいわ。
だって、死んでるから略奪しないし、食事を提供する必要もないでしょ」
って言ってた人がいた。
本音炸裂ってヤツだけど、こんなことを顔出しで、世界中に流れるＣＮＮで言えるなんて、
すごい根性というか、差別意識というか、飾らない本音のなせる業だ。

日本ではあまり無いけど、アメリカは人種や階層で街ごと住み分けされているらしいから、
隣街でも、違う人種や階層の人を受け入れたくないらしい。
そりゃ、自分の街に、
天災に乗じて略奪に走るギャングが大量に引っ越してきたら、誰だってイヤだけど、
被災者全員をギャング扱いして、死体のほうがいいなんて、あんまりすぎる。
阪神大震災が起こった直後も、色んな噂が飛び交ったけど、どこも同じだな。
違うのは、アメリカ人は何かに脅威を感じると、
犯罪者も善良な市民もまず銃装備をするみたいで、
ニューオリンズの隣街バトンルージュでは、自衛目的の銃携帯が激増しているらしい。
なんかのハズミで銃撃戦なんて無いことを願うばかりだ。

世論調査で、ブッシュ大統領に「カトリーナ」被害の責任は無い。
と、考える人が多いのも驚きだ。
「カトリーナ」は天災だったから仕方ない。ってことらしい。
でもー、カトリーナが過ぎ去った後、１週間も、マトモな支援をしなかった責任は？？
黒人の被害はどーでもいいから、遅くなったんじゃないの？？って、
日本の一般ピーポーの私なんかは思うけど、
アメリカの一般ピーポーは、ソレも、天災なんだし仕方ない。でオシマイ。

そんな自国政府とブッシュに優し〜いアメリカの一般ピーポーが、
何に腹を立てているか？っていえば、ガソリンの値上げで、（自腹が痛むからね）
彼等は、「カトリーナ」のせいでガソリンが高くなることを理解できないから、
理不尽な怒りを感じるらしい。
これも、日本の一般ピーポーからみれば、
日本より安いし恵まれてるのに、何でそんなに怒るの？？なんだけど。

そして、天災の人道支援が遅れたことより、
天災のガソリン値上げを怒るアメリカの一般ピーポーが、
イラク戦争が原因で、石油が高くなったことには、無関心でいられるから不思議。
イラクなんかにアメリカが行かなければ、世界中の石油はもっと安かったのに（怒）

アメリカの低所得者層は、戦争に行かずに済む恵まれた人たちから、
イラクくんだりまで派兵されれば、「ヒーロー」扱いだけど（石油が高くなっても）、
自国の天災で被災したら、「ギャング」扱いか、
「避難所生活は前より恵まれてる」「死体のほうがいい」となるから、本当に可哀相だ。
人間扱いされてないと思うけど・・・違うのかな。

しっかし、ブッシュ大統領って、ついてる。小泉とよく似てるかも・・・・