テロ勃発でアフリカも温暖化もぶっ飛んだ
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/europe/news/20050709k0000m030071000c.html
サミット:ロンドン同時テロで、突っ込んだ議論なく閉幕へ 【グレンイーグルズ(英国)木村旬】主要国首脳会議(サミット)は8日、 原油高への対応、地球温暖化対策、アフリカ支援などを打ち出し、閉幕する。 経済討議の直前にロンドンの同時爆破テロが起き、会議の時間が削られ、議長のブレア首相は中座を余儀なくされた。 このため、事務方が用意したたたき台を基に、首脳同士が最後の突っ込んだ議論を行う場面はなかった。 内外の目がテロに向けられ、首脳が経済の安定をアピールする場を奪われた。 ★新味なく原油上昇 サミットは75年、石油危機への対応策を打ち出すため始まった。 今回は原油高に歯止めのかからない状況で迎え、サミットの無力さが浮き彫りになった。 石油供給能力を確保する投資促進やエネルギー消費の効率化などを打ち出したものの、中長期的な効果しか期待できない。 先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)が表明した対策をなぞった感も否めない。 7日も原油先物相場は一時、1バレル=62ドルを突破し、アピール効果が乏しかったことを印象づけた。 地球温暖化対策は、米国が温室効果ガス(CO2)の削減目標設定に最後まで反対し、実効性のある合意は得られなかった。 CO2の排出量が大きい中国など途上国と主要国が対話を続けることも決まったが、成果はこれからだ。 アフリカ支援は、支援額倍増を打ち出す。 英国は最終日に、アフリカ各国と拡大会合を開き、世界に強いメッセージを出す構えだったが、 関心はテロ問題に移ってしまった。 ただ、討議では民間主体の投資が重要との考えが示された。 産業をどう育てるか、課題は多いが、主要国の認識は深まったと言える。 ★深入り避けた米中 胡錦涛国家主席が2年ぶりにサミットに参加し、国際社会で存在感を示すことを狙った中国と、 人民元引き上げなど対中圧力を強める米国との駆け引きも焦点だった。 ブッシュ米大統領は、事前に「サミットで為替も話し合う」と述べ、人民元問題を取り上げることを示唆していた。 だが、7日の途上国とG8との拡大会合で、米大統領は人民元に切り込まず、深入りを避けた。 国際通貨基金(IMF)のトップとみられる一人が「中国の為替相場は硬直的だ」と指摘しただけだった。 ただ、胡主席は「保護貿易主義の著しい動きが、世界経済の成長の不確定要因となっている」との声明を出し、 中国製繊維製品にセーフガード(緊急輸入制限)を発動した米国を批判した。 対立の構図は変わらず、火種は残ったままだ。 毎日新聞 2005年7月8日 20時23分
今度のサミットは「ライブ8」のボノやゲルドフや、ブレア英首相が狙っていたよーな、
アフリカ救済と環境問題についてのサミットではなくなってしまった。
毎度御馴染、アメリカのバカの一つ覚え「テロとの戦いに屈さず」サミットへと逆戻り。。。。
2012年のオリンピックがロンドンに決まったと思ったら、同時多発テロ。。。。
なんだかなぁ・・・だけど、
最近、中弛み感の強かった「テロとの戦い」がまた盛り上がってアメリカは嬉しいだろうな。
アメリカのメディアはすご〜く単純だから、
テロを受けたイギリスの気持ちが判るよ〜っ!!同じだよぉ〜っ!!!って感じで、
自分とイギリスを同化させた報道が多く、見ていて気持ち悪い。
アメリカは、いつだって自分だけ特別な体験をしていると思ってるバカだから、
イギリスはアイルランドと長年揉めてテロなんて珍しくないのに、
まるで初めてそんな目に遭ったかのように報道している。
さすが、9・11で「世界」が変わった!!なんて常套句で使うだけある。
変わったのはアメリカで世界じゃないのに、何かあればすぐ「世界」になっちゃうから、
日本も他の国も大迷惑なのだ。
例によってポチの小泉さんは、既に延長した自衛隊の12月撤退を、更に延ばしそうな雰囲気になってきた。
ブッシュに「マテッ!」って言われたら、いつまでも待ってる忠犬でありたいのだろうな。
まったく・・・・いやになる。
それと、ロンドンの次は東京!?!?!?ってはしゃぐ日本のメディアもいー加減にして欲しい。
東京は既にオウムで地下鉄テロを経験したのに、忘れてしまったようだ。
今から思うと、オウムが大っぴらに宗教活動できてる日本って、テロに世界で一番寛容な国だ。
テロに優しいアメリカのポチの日本をアルカイダは狙ってるかも?だけど、
もし日本でテロが起こったら、アルカイダより北朝鮮を疑うべきだと思う。
アルカイダの警戒より、北朝鮮をもっと警戒しろーっ!って感じだ。