筑紫哲也はホリエモン支持らしい

http://www.flix.co.jp/v2/news/N0006235.shtml

2005/03/23 筑紫哲也が堀江社長にラブコール

伝説の実業家ハワード・ヒューズの人生を描いた『アビエイター』の公開に先立ち、
日本の実業家たちを招待した試写会が22日の夜に都内で開かれた。
現在多くの注目を集めているライブドアの堀江社長も、
“日本のハワード・ヒューズ”と称されているだけに来場が期待されたが残念ながら現れなかった。

その報告を受け、試写会の前にトークショーを開いたキャスターの筑紫哲也さんは
「残念! 会いたかったのに。そして『自分をハワード・ヒューズだと思いますか?』って聞いてみたいな」とラブコールをおくった。

さらに「映画を観ればわかるように、いつの時代も“壊し屋”という存在は面白い」と堀江社長を弁護し
“楽しくなければテレビじゃない”をモットーとするフジテレビに問いかけるとも取れる意味深な発言で締めくくった。

『アビエイター』は3月26日より全国松竹系にて公開。

もう、ホリエモン自体はどうでもいい。思い上がった銭ゲバにすぎないから。
ただ、どうしても見過ごせないのは、ホリエモンを支援、支持、弁護するお偉い人達だ。
ホリエモンを風雲児だの、織田信長だの、本気でアレをそんな風に思って言ってるとは思えない。
だって、私みたいなバカですら、ホリエモンにはビジョンが無いことがわかるんだし、
賢い筈のジャーナリストの筑紫さんが、スローライフを広めたい筑紫さんが、弱者の味方(?)の筑紫さんが、
ホリエモン銭ゲバ加減を察知できないワケないと思う。

じゃ、なんでホリエモンを持ち上げるのか?って言えば・・フジサンケイグループが目障りで、元々あまり好きでなく、
嫌いなフジが痛い目に遭って、もしかするとホリエモン帝国になってしまうかもしれない事態を、
心の底で喜んでいるから・・・か?と、想像してしまう。
スローライフを愛する筑紫哲也は、フジTVの番組姿勢が嫌いだから、銭ゲバを支持してしまう底の浅い人らしいのだ。哀しいなぁ。


ホリエモン支持者は大まかに2種類いて、ホリエモンみたいに儲けたい銭ゲバ外資の手先と、人権市民派左翼系の人に分かれている。
銭ゲバ銭ゲバを応援するのは当り前だけど、
フジサンケイ親米右翼系を敵視していることに基づいて、銭ゲバを支持する人の思想は、全く理解できない。
そんなんだから、思想にかぶれた人は信用できないのだ(左も右も)。

テレ朝なんか、自分がマードックソフトバンク敵対的買収をされた時は、断固拒否だった癖に、
フジが乗っ取られそうになったら、大ハシャギで報道している。
自分達が外資に買われた時は「外資は問題だ!」だったのに、
フジが外資に買われるのは「メディアが外資に買われても問題はないのです」と報道してしまうテレ朝。
筑紫哲也と同じで、他人の不幸は蜜の味なんだな。

毎日系はその点マイルドで、テレ朝ほど銭ゲバLOVE♪じゃないけど、
やっぱりどこかでフジがコケたことを喜んでいる姿勢が窺える。
フジがボロボロに弱るのが嬉しいのはわかるけど、なんだか観ていて気持ちが悪い。
視聴率を争う敵だし、思想的に違うから対立しているだろうが、
それを理由に銭ゲバの応援をしてしまう左寄りメディアや、筑紫哲也系の知識人には心底ガッカリ。


銭ゲバ支持者には、愛川欽也や、
キンキンの鬱憤晴らし自画自賛番組(パックインジャーナル)にレギュラー出演してる、
田岡俊次横尾和博などがいて、番組中「ホリエモン支持が8割です」なんてやってる。
田原総一郎と古舘と葉千栄ホリエモン支持で、隣家が燃えるのを大喜びで煽っていて、見苦しいほどだ。
なぜ、あんなに嬉しそうに買収劇を煽るのだろう。
この方々は、ノービジョンの銭ゲバに、何ら疑問を感じないらしい。
欧米では、外資のメディア買収は、間接的であっても禁止されてるのに、日本は買われてもいいわけか?


そんな中、コメンテーター川村晃司は、テレ朝社員なのに客観的な姿勢で感動的。
盲目的にホリエモンを支持する横尾和博による、フジTVの存在自体を否定するかのような発言を、彼だけがたしなめていた。
それとエモヤン。
金に転びそうなイメージだったけど、儲からないラジオの為に、あれだけ義理堅い態度をとるとは・・意外でした。

もう一つ意外といえば、デイブ・スペクター。
フジサンケイグループの社員でもないのに、誰よりも感情的にホリエモン叩きに熱心だ。
なんであんなに怒っているのか?謎である。



ホリエモン騒動の面白さは、反応の仕方で、その人の人となりが表れるところにある。
メディア業界人の問題意識と視点がどこにあるか、ホリエモンを語ることで、暴露されるのが見物であり興味深い。