「傷害致死」で立件されるリンチ

http://www.mmt-tv.co.jp/document05/heinonaka.htm

リンクした事件は、20歳の女性が、8人によってたかって6日間リンチされて殺された事件のその後を追ったドキュメント。
観ていて何に驚いたかといえば、1人が8人に数日間リンチされて死んだのに、
犯人達が「傷害致死」で立件されて判決が既にでてしまっていること。
人を嬲り殺したのに、10年しないうちに、彼等は世の中に戻ってくる。

私は、リンチで人が死ぬと、殺人だと思うので、殺人事件として裁かれていると思っていたが違うらしい。
傷害致死として立件されてしまうことが多いようだ。
何時間も、酷い場合には何日間も、複数にリンチされて殺されているのに、
捕まった犯人たちが、「殺すつもりはありませんでした」「死ぬとは思わなかった」って言えば、
それだけで、殺人でなく傷害致死になってしまうなんて、あんまりだ。

そりゃ、中には、本当にそんな場合もあるだろう。
でも、死んでもかまわないようなことをして殺して、「死ぬとは思わなかった」と言えば「傷害」になるなんて、
検察は余りにもリンチする鬼畜に優しすぎる。
リンチで死んだら、よっぽどのことが無い限り、殺人にすればいいのに。

比べちゃいけないけど、複数によってたかってリンチで死ぬのと、
一思いに包丁で刺されて死ぬのと、どっちか選べって言われたら、私は後者を選ぶ。
リンチで死ぬなんて、殺人より嫌だ。
恐らく、殺人犯だって、死刑で死ぬより、リンチで死ぬほうが嫌だろうに。

でも、リンチは、よっぽど酷くない限り「傷害致死」・・・・・
リンチが殺人で立件されるのと、傷害致死で立件される境目ってどこにあるのやら。
これじゃ、殺された人と遺族が浮かばれない。