ロバート・ブレイクは「無罪」

http://www.asahi.com/culture/enews/RTR200503170037.html

殺された奥さんは、
ハリウッドの有名人とネンゴロになることで、
人生逆転したいグルーピーのような人だったらしい。
マーロン・ブランドの息子とも付き合っていたとか、
売春のような行為もしていた等など、
被害者であるはずの奥さんに対して、
ネガティブな情報がCNNで散々流されていた。
ロバート・ブレイクとの間にデキた子供は、
彼女にとっては、最後の切り札だったに違いない。
妊娠で掴んだ元有名TVシリーズの俳優を手放す気にはなれなかっただろう。


ロバート・ブレイクは、アバズレの妻を毛嫌いしていたそうだけど、
デキちゃった結婚で、仕方なかったとはいえ、
認知で済ませせず、正式な妻にしてしまった落ち度は…ブレイクにある。
そんなに厭なら、なんで婚姻をしたのだろう?
この奥さんは、最後に掴んだロバート・ブレイクの妻の座を絶対に死守するだろうから、
簡単に離婚できるような相手じゃないのにね。


離婚するのは面倒だし、
子供が大人になるまで(ロバート・ブレイクの年を考えると、死ぬまで)
大嫌いな女から養育費をせびられ、付き纏われるのが厭で厭でしょうがなくて、
そんなら一層のこと邪魔な女は殺してしまえ〜!ってなったような…(妄想)


どうみても有罪だと思っていたけど、
妻の素性が、有名人のダニそのものだったせいか、ブレイクは無罪を勝ち取った。
陪審は、殺されたアバズレより、ロバート・ブレイクに同情したのだと思う。
恐らくだけど、
被害者が、有名人なら誰でも寝るような女でなければ、有罪だったと思う。


被害者の妻はイジメられっ子で、
有名になって皆を見返してやりたいとハリウッドに出て、堕落した生活を送っていた。
自分の力では有名になれないことを悟った彼女は、有名人をカモるようになり、
行き着いた先が、70年代TVスターのロバート・ブレイク
犯人は「謎」のままだが、有名殺人事件の被害者として有名になり、
有名俳優の妻のまま人生を終えたのだから、皮肉にも望みは叶ったことになる。


彼女の悲劇は、望みが全て叶っても、全然幸せじゃなく、
殺人の被害者なのに、誰にも(陪審にすら)同情されず、
殺されても尚、アバズレ・ルーザーのまま踏みつけられている…って処にある。


ルーザーを演じてアカデミー主演女優賞を獲るのが流行りみたいだから、
どっかの勝ち組美人女優が映画化するかも知れない位、悲惨な人生の女性だ。


因みに、
無罪を勝ち取ったロバート・ブレイクの弁護士は、あのマイコーの弁護士でもあるので、
マイコーは無罪判決を自分のことのように、喜んでいるかもしれない〜