「余命1ヵ月の花嫁」はリアリティ番組?

TVのゴシップ報道がエゲツナイ英国で、
「おバカタレント」のジェイド・グッディが死んだ。
蔑まれ嫌われることで有名になったリアリティ番組の「スター」のジェイドは、
「余命いくばくもない花嫁であり母親」という美談で大儲けしながら旅立ったわけだけど…



日本の「余命1か月の花嫁」は、もっとシュールだ。



なんせ、ドキュメンタリーが丸ごと…リアリティ番組だったかも?しれないのだから。


ネットで流れている疑惑が事実なら、癌患者の命を懸けた壮大なヤラセと言ってもいい。
花嫁の命の消費のされ方は、ジェイド・グッディより残酷で…汚れている。
癌で死んでいく本人が望んでいたとはいえ、
こんな不条理極まりない欺瞞が堂々とまかり通り、
映画化までされてしまうなんて…最低すぎる。
オウム事件といい、青木家といい、TBSは腐っているとしか思えない。

TBS『余命1ヶ月の花嫁』の長島千恵さんはAV女優だった! まとめwiki


画像を見る限り、別人とは思えないレベル。。。(萎)
花嫁だけでなく、親友もAV女優と激似している「偶然」が、
世の中にそう転がっているだろうか?


解せないのは、TBS以外のTVがこの疑惑を完全にスルーしていることだ。
TBSが可哀相だからスルーなのか、
早世した若い女性の哀しい嘘を暴くことが憚れるのからスルーなのか、
例によって、一般女性の人権・プライバシーに触れる可能性があるせいかは知らない。
ただ、「余命1ヶ月の花嫁」が疑惑を抱えたまま「美談」として流通してしまう現状は、
とんでもなく気持ち悪い。
オゾマシイと言ってもいいレベルだ。


確かに、別にAV女優は犯罪を犯しているわけではないし、
彼女は実際に癌で死んだのだから、ヤラセではないのかも?しれない。
だが、こういう屁理屈が、放送の倫理より上でいいのか?といえば絶対違うと思う。


だって「余命1ヶ月の花嫁」は、ノンフィクションがウリなのだ。


癌で死ぬ。という事実があれば、どんな演出・嘘も許容されるなんて…そんなのアリ?
本人了承の上で、「癌患者の命」をメディアが振り翳し、
「商品」として売り出したら、どんな「美談」「ドキュメンタリー」も可能だが、
世間を感動させる為、美談を売る為なら、
でっち上げもアリ♪なんてドキュメンタリーとして論外だ。
疑惑が事実で、「恋人」「結婚」がヤラセの演出だったとしたら、
余命1ヶ月の花嫁」は、癌で死ぬ女性を主人公にした、他に類を見ないリアリティ番組
ということになる…(萎)


詭弁や論理のすり替えで、
英国の嫌われキャラだったジェイド・グッディだって、癌で死ぬから「稼ぐ聖女」になれた。
無名のAV女優が、同じことしてどこが悪い?
本人が望んでいたのだし、そっとしておけばいい。…なんて擁護もあるが、
こういう論理は公序良俗に反しているし、何も知らない一般視聴者をバカにしすぎだと思う。


「余命1ヶ月の無名AV女優」より、
「花嫁」のほうが「商品」として「売れる」のは紛れもない現実だ。
こういう「嘘も方便」がメディアでまかり通っていいわけない。
セックスを売るAVビデオと似た感覚で、命を売るドキュメンタリーを偽装するTBS。。。
癌患者の命を慈しむフリで
儲けることしか考えてない品性下劣さにひたすらゲンナリさせられる。


都合の悪いことを矮小化し、無視し、
隠匿しているインチキなドキュメンタリー「余命1ヶ月の花嫁」は、
最近のメディアの下劣ぶりを象徴する「異色作」だ。
余命いくばくもない癌患者を主人公にしたリアリティ番組
世間を欺き感動させようなんて…忌まわしすぎる。