人種差別殺人が無罪のロシア・2

少し前に、ロシアでは有色人種が集団リンチで嬲り殺しにあっても無罪になっている!と、書きましたが、ようやく、産経新聞が記事にしてくれた模様。

アフリカ系留学生、ロシア国籍のタジク系の9歳の少女、ベトナム人留学生の集団リンチ殺害裁判3件が無罪になったことだけでも驚愕なのに、記事によれば、サンクトペテルブルクだけで、昨年39人の外国人(有色人種)が、「白人でない!」という理由だけで殺された・・・と、ありますー(怖)

こんな国が、サミットに出ていいんでしょうか。人種差別殺人を6割の国民が支持するなんて、チャイナより酷いです。

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/europe/24688/

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露で相次ぐ外国人殺害 多くは無罪、国民も6割“支持”

【モスクワ=内藤泰朗】外国人排斥を旗印とする排他的な民族主義が高揚するロシアで外国人殺害事件が増加。
報道によると、プーチン大統領のおひざ元、旧都サンクトペテルブルクだけで昨年39人が殺害された。
しかも事件の容疑者の若者たちの多くが裁判で事実上の無罪を勝ち取っている。
6割もの国民がこうした外国人排斥の動きを支持しているとの世論調査結果もあり、
ロシアの外国人排斥は、危険水域に達したとの見方も出ている。
サンクトペテルブルクは民族主義者のロシアの若者たちによる外国人殺害事件が最も多いとされる。
今月17日、同市地区裁判所は、
一昨年10月に同市でベトナム人男子留学生を殺害した容疑者の若者たち17人に対し無罪判決を言い渡した。
このうち9人は、殺人事件とは無関係の盗みなど「不良行為」で有罪となっただけだった。
一昨年のタジク人少女殺害でも、容疑者の若者たちが、殺人罪では無罪判決を受ける事態となっており、
「法と正義」の原則が、事実上ないがしろになっている実態が浮き彫りになっている。

ロシアの専門家らは、その要因として
(1)ロシアの若者たちに同情的な陪審員たちが多い
(2)警察当局の捜査要員の水準低下−などの問題を挙げる。
こうした外国人排斥運動を活発化させる民族主義団体の活動は、
罪を犯しても罰せられない現状の中では、ますます増長する可能性が高いというわけだ。
今年8月21日、モスクワ東部チェルキゾフ市場の爆発事件では、市場で働く中国人ら13人が死亡したが、
軍事・愛国主義クラブのリーダーの一人が、
犯行に及んだロシア人学生らに「目障りなアジア人たちを殺せ!」と無差別殺人を指示していたという。
「反ロシア的な姿勢を示す」グルジアへの経済封鎖を実施するロシアでは、グルジア人追放が続く。
さらに、一昨年ロシアの祝日となった「民族統一の日」(11月4日)には、
「ロシア人のためのロシア」をスローガンに掲げる極右民族主義団体が「ロシア人が行く」と題した大規模な街頭行動を予定する。
中央アジア・タジキスタンの移民たちを支援する情報センターのザリポフ所長は
「欧州にも外国人排斥運動はあるが、これほど多くの外国人殺害事件はない。
外国人排斥運動に油を注ぎ、ファシズムを鼓舞するロシアの政治にこそ問題がある」と指摘している。
<産経新聞>
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