ジョン・マーク・カー「容疑者」

サイコのアンソニー・パーキンスに雰囲気が似ているジョン・マーク・カーのDNAは、一致しなかった。
やはり、小児性愛殺人犯に憧れる、変態妄想狂にすぎなかったのだ。
この変態のジョン・マーク・カーを超有名人に仕立て上げた立役者は、
4年間もの間、数百通のメールを交わしていた、コロラド大学のマイケル・トレーシー教授。
ジョン・マーク・カーに逮捕令状が下りた当初、彼は迷宮入り事件を解決したぞっ♪という自信を滲ませながら、
「ジョン・マーク・カーは有罪だと思う」と云っていた。
それがしばらくたってラリー・キング・ライブに登場すると、憂鬱そうに「有罪かどうかわからない」と変化。
タイの会見で、ジョン・マーク・カーがうっとりした顔で瞳をキラキラさせながら
「アイ・ラヴ・ジョンベネ〜☆」と云ったのを一目見て、
これ・・・超ヤバイッ!!!!!!!!となったに違いない。
そんなの、4年間、数百通のメールのやりとりで、わからないの???だけど、
ジョンベネ事件のドキュメンタリーを3作も(!)作っている教授は、
世の中の大半が「家族犯行説」を疑うのに反し、「侵入犯行説」を展開しているから、
ジョンベネ殺人犯に憧れるジョン・マーク・カーと、利害が一致してしまい、
結果として、♪犯人ならいいな♪願望が強い2人は、互いに互いの妄想を膨らませてしまったのだろう。
でも、仮にもジャーナリズム学を教える教授だというのに、変態の戯言に乗るなんて、情けないことこの上ない。
冷静な判断を危うくさせるジョンベネ事件の魔力・・・・・恐るべし。
そして、一貫してお間抜けで無能なボルダー警察&検察は、おバカな教授を信じてまたまた世界中に恥を曝してしまった。
さぞかしトレーシー教授を恨んでいることだろう。。。。。身から出た錆だけど。
それにしても、色んな功名心や願望が生む利害から、
有罪になれば死刑が決定的な殺人事件の逮捕令状が、なんら客観的な証拠が無い状況で簡単に出てしまうアメリカは怖い国だ。
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/america/news/20060829k0000e030034000c.html

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ジョンベネちゃん事件:カー容疑者の訴追断念 検察当局 

米コロラド州ボルダーで28日、警察の車で移動するカー容疑者=AP 
【マイアミ(米フロリダ州)國枝すみれ】AP通信によると、米コロラド州ボルダーの検察当局は28日、
ジョンベネ・ラムジーちゃん(当時6歳)が殺害された事件で、
殺人容疑などで逮捕した元小学校教諭、ジョン・マーク・カー容疑者(41)の刑事訴追を断念した。
ジョンベネちゃんの下着に付着していた不審者のものとみられる体液のDNAが同容疑者のDNAと一致しなかったため。

カー容疑者は16日、タイのバンコクで殺人、誘拐などの容疑で逮捕された後、殺意は否定しつつも、
「事故だった」「不慮の死を遂げた」などと一貫して事件への関与をにおわせていた。
検察当局は同容疑者の口内粘膜から採取したDNAと体液のDNAの照合作業を行っていた。

カー容疑者はコロラド大の教授に送った電子メールの中で
「(ジョンベネちゃんに)性的暴行を加えた後、血をなめた」と書いていたが、証言と実際の状況がかみ合わなかった。
また、カー容疑者の元妻が「事件が起きた96年のクリスマスはアラバマ州で家族と一緒にいた」とアリバイを証言。
コロラド州の検察当局は同容疑者が事件当時にボルダーにいたとの裏付けを取れず、DNAの照合結果が注目されていた。

カー容疑者の身柄は数日中にカリフォルニア州ソノマ郡に移される。
カー容疑者は01年4月、ソノマ郡で児童ポルノ所持容疑で逮捕され、
同年10月に保護観察処分で釈放されたが、規則違反で再度逮捕状が出されていた。

米国では世間の耳目を集める事件が起きると、「私が犯人」と告白する人が続出する。
大西洋横断飛行に成功したリンドバーグの息子の誘拐殺人事件(1932年)では200人以上が名乗り出たという。
カー容疑者の場合も、虚偽自白で世間の関心を集めることで、
実生活で感じることのできなかった「力」を得たと錯覚していたのではないかと見る専門家もいる。

毎日新聞 2006年8月29日 10時48分 (最終更新時間 8月29日 12時18分)
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