24時間大音量の女逮捕

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050411-00000097-kyodo-soci

大音量音楽24時間で不眠に 2年以上、隣家の女逮捕

CDラジカセを大音量で鳴らし続け、隣家の女性(64)を不眠にさせたとして、
奈良県警西和署は11日、傷害容疑で同県平群町若葉台、主婦河原美代子容疑者(58)を逮捕した。
調べでは、河原容疑者は2002年11月から今年3月までほぼ毎日24時間、
自宅勝手口のドアに穴を開け、道をはさんで約6メートル離れた隣家にアップテンポの音楽を大音量で流し、
女性に不眠や頭痛、めまいを起こさせた疑い。調べに対し、動機の供述を拒否しているという。
西和署によると、河原容疑者は約9年前からこうした嫌がらせを始め、近隣住民との間にトラブルがあったという。
女性が約1カ月の治療が必要と診断を受けたため、傷害容疑で捜査していた。
(共同通信) - 4月11日13時31分更新

関西で夕方ニュースMBSを視聴している人は、
「フンマン本舗」で逮捕された女性が取り上げられたのをみたかもしれない。
私は、この女性のことを強烈に覚えてしまっている。とにかく、すっごく怖い人だった。

彼女が暮らすのは、奈良県の閑静な住宅地。
一戸建ちばかりで、お店も何もなさそうな所だ。
そこで、自宅の庭先や玄関先に置いたラジカセの音量を最大にして、24時間ずーっと安室ちゃんの曲を流しているのだ。
布団やマットを叩く時も、近隣に聞こえるような奇声をあげて、「出て行け!引越し!引越し!」と近隣を攻撃する内容を叫ぶ。
もう、どっからみても、異常なのだ。尋常ではないのだ。

なぜ、そんなことになったのか?が疑問だが、
標的にされた向かいの住人が、挨拶にこなかったことを根に持っているらしい。
たった、それだけのことで、9年間近くの間、ずーっと24時間大音量。。。。
恐らく、本当は理由なんてないのだ。どうでもいいから、誰かを攻撃したい人なのだろう。

向かいに暮らす家は、彼女の視線を避けるために物干しにマットをかけ、
大音量から逃れる為に2重窓にし、裁判に訴えて、最高裁までいって勝訴した。
だが、彼女の奇行はやまらない。
それどころか、尚更に被害妄想を増大させ、「戦っている」つもりなのだ。

そしてそんな「戦う女」である彼女に、法律も味方する。
なんでも、ラジカセの最大程度の音なら、パチンコ屋と同様程度の騒音なので逮捕されないらしいのだ。
私はそれまで、逮捕される音の大きさについての基準が、パチンコ屋にあるなんて全然しらなかったけど、どうやらそうらしいのだ。
まったく・・・パチンコ屋、おそるべしである。

しかしそんな納得いかない扱いも、TVで放送されたことでオシマイになったらしい。
結局、裁判で最高裁まで行って争い勝訴するより、効き目があるのはTVなのだ。
反響が大きかったのだろうなぁ〜やっぱり、メディアの力は強大だ。

これで何年間もの間、安室ちゃんの音楽が、鳴り響いていたウルサイ住宅地は、静かになっていることだろう。
めでたし、めでたしだ〜☆☆

■訂正■
騒音迷惑女として、日本全国に顔が売れた加害者が流していた音楽は、安室ちゃんではなく、全く別のグループのよく似た楽曲でした。
訂正してお詫びいたしますー