スーザン・ソンタグ死去
批評家ソンタグさん死去 米政権を鋭く批判 [ 12月29日 17時01分 ] 共同通信 【ニューヨーク２９日共同】「他者の苦痛へのまなざし」などの評論を通じ、 米政権を鋭く批判してきた米国屈指の批評家で作家のスーザン・ソンタグさんが２８日、 ニューヨーク・マンハッタンのがんセンターで死去した。７１歳。 死因は発表されていないが、１９７０年代に乳がん治療を受けたという。 ３３年１月、ニューヨークでユダヤ系の家庭に生まれた。 シカゴ大学に入学、１７歳で社会心理学の講師をしていた夫と結婚。 ５１年に同大を卒業後、ハーバード大学に学び修士号取得、英国やフランスに留学した。 男児をもうけたが、その後離婚した。 ６３年、長編小説「恩人」でメリット賞を受賞。 ６６年には「反解釈」で評論家としての活動も開始。ベトナム戦争などで米国を批判し、 フェミニズム運動の論客としても知られ、雑誌編集者や教師などさまざまな分野で活動した。
ソンタグってなんかもう・・過去の人ですねぇ。。
亡くなったことを世間がもっと騒ぐかな？と思ってたけど・・全然だった。
そりゃ、大津波がきて大勢なくなったから仕方ないかもしれないけど、
ＣＮＮなんかも意外にあっさりで驚いた。
しかし・・知らなかった〜１７歳で大学の講師と結婚かぁ〜！
田嶋陽子なんか足元に及ばない猛者だ。
日本のフェミニズム論者って結婚してない人が圧倒的で、ソンタグさんのようなタイプはいないように思う。
先生と結婚するタイプの人って・・フェミに染まらなそうだもん。
ソンタグがイラクで苦戦するアメリカ批判を表立ってすることも無かったのは、体調が悪かったせいだろうけど・・
ブッシュが再選した年に死ぬなんてなぁ。。やっぱ時代が変わってきているのかもしれない。
そういえば・・昔買った「ウィリアム・バロウズと夕食を」という本に彼女は登場している。
有名なゲイ作家だったバロウズの家に有名人が集まって何をお話したか？
というだけの本だったけど有名人のウダウダ話が結構楽しめた。
本棚を探したら・・・あった！何年ぶりだろう。
バロウズ以外の登場人物中、一番出番が多いのがウォーホールで、次がソンタグ。
ウォーホールは殆ど合いの手程度しか喋らないので、実際はソンタグが一番ベラベラやってる。
読み返してみると・・バロウズに書くことについて質問したり、
戦争について訊ねたり・・イギリス文壇を一緒に小馬鹿にしてみたり・・ベケットに会ったけど彼は本を読まないみたいだ・・などなど。
バロウズの可愛いく賢い弟子のようで興味深かった。
何度も夕食に呼ばれている所をみると気に入られていたみたいだ。
さすが、１７歳で大学講師と結婚しただけある。
