ポロニウム210

元ロシアスパイだったリトビネンコ氏を死に至らしめた「毒」は、放射性物質だった(驚)!それも、ポロニウム210という重金属の放射性物質で、致死量は1兆分の7gか1億分の4.7gのどっちが正しいのか知らないけど、塵より軽くて目にも見えない程の量なのは確か。

なんでも、ウラン鉱石や、写真現像用のハケの中にポロニウム210は含まれいるそうで、専門家がその気になれば抽出できるらしい。でも、そんな危険なことをすると被爆するので、誰かを毒殺する為に、安全にポロニウム210を手に入れるには、原子炉が一番イイやり方らしい。

……ってことは、原子炉のある国が国家レベルで関与しなければ無理なわけで……で、やっぱりプーチンが怪しまれてしまうワケです。

ポロニウム210は自然界にない放射性物質なので、被害者&犯人の「足跡」がバッチリ残る。当初、放射能で汚染されたのはスシバーやホテルぐらいだったけど、今ではブリテッィシュ・エアウェイズ(ロンドン〜モスクワ)2機を含めた14箇所(!)が、ポロニウム210に汚染されているらしい。飛行機なんて密閉された空間だから、同じ飛行機に乗った人は吸い込んだりとかしないのだろうか??英国政府は「微量だから人体への影響は軽微」なんて云ってるけど、本当かなぁ……

だって、ポロニウム210の致死量は、1兆分の7gの「超微量」。ほんのチリ程度で、死ぬのだ。しかも、放射能がでる毒。今は死なずにすんでも、後から被爆による病気(白血病や癌)が発病する恐れだってある。普通の毒が致死量以下の微量ならそれでOKだろうけど、放射能が出る物質が「微量」ってのは、あんまり気休めにならないような……

プーチン政権を批判する著名な女性記者の暗殺、元スパイの放射性物質による毒殺と、スパイ映画のような展開の殺人が続き、元スパイのプーチンはますます疑われている。しかも、疑惑はまだまだ進行中。今度は、プーチンと対立関係にあるガイダル元第一副首相がアイルランドで倒れた。原因は、またも、毒(!!)である。

こんなに疑われるプーチンの敵が、やたら連続してバタバタ死んでる理由が、全然、プーチンと関係ナイなんてあるのだろうか?もし、プーチンと対立する人たちの死が、プーチンと関わり無い不連続殺人だったとしたら、そっちのほうが別の意味で恐ろしい気がする。

http://www.news24.jp/72325.html

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元スパイ変死 国内12か所から放射性物質<12/1 14:38> 

ロシアの元情報機関員、アレクサンドル・リトビネンコ氏(43)がイギリス・ロンドンで
死亡した事件で、イギリスのリード内相は30日、捜査当局がイギリス国内12か所から放
射性物質を検出したことを明らかにした。
 リード内相は、捜査当局が24か所の関係先を検査した結果、2機の旅客機を含む12か
所から放射性物質を検出したことを明らかにした。検出された2機のブリティッシュ・エア
ウェイズの旅客機は、リトビネンコ氏が体調を崩した11月1日前後にロンドン〜モスクワ
を運航していたことがわかった。

イギリスのBBC放送は、リトビネンコ氏と接触した人物が搭乗したか、あるいは誰かが放
射性物質を持ち込もうとした可能性があると伝えている。
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