「映画に国籍は関係ない」のか？

http://www.oricon.co.jp/movie/news/p-et-tp0-050301-9002.html

日本人芸者演じて何が悪い＝中国系女優ミシェル・ヨーが批判一蹴 
 
【香港２８日】「映画に国籍は関係ないでしょ」。

２８日付の香港の英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストによ
ると、年末封切り予定の米映画「メモワール・オブ・ア・ゲイシャ
」に出演する中国系女優の一人、ミシェル・ヨー（写真）は、中国
系が日本人の芸者に扮することに一部で眉をひそめる向きがある点
について強く反論した。

ミシェル・ヨーはマレーシア生まれ。
香港を拠点に活動を続け、「００７」のボンドガールも演じたこと
がある国際女優だ。

「メモワール・オブ・ア・ゲイシャ」では、主演のチャン・ツィイ
ー、さらにコン・リー、ミシェル・ヨーと、中国系美人女優が勢ぞ
ろいし、日本の大物俳優の渡辺謙、役所広司らと共演する。

同紙によれば、ミシェル・ヨーは香港でチャリティー行事に出席し
た際、「観客は映画を見る時、スターの国籍などにいちいち注意を
払わない。ロブ・マーシャル監督も国籍より役を完全に演じられる
男優と女優を配したと話していた」と批判を一蹴した。

「メモワール・オブ・ア・ゲイシャ」は、同名のベストセラー小説
を映画化した芸者の一代記。
ちなみにミシェル・ヨーは最近、Ｆ１チーム、フェラーリ代表のフ
ランス人億万長者、ジャン・トッド氏と婚約したと伝えられている
。〔ＡＦＰ＝時事〕 
(時事通信社 03月01日 04時19分)

最近、ミッシェル・ヨーの顔が人工的に変化していることが気になるが、
そんなことは置いておいて、もっと気になるのはこの映画のデキについてだ。
なんで、芸者の役を全部中国系が占めるわけ？
日本人女優は桃井かおりぐらいしか出演してない理由って何だろうか？
そんなに、日本の若い女優はダメなんでしょうか？
それとも、
アメリカの監督は、可愛いチャン・ツィイーに
「ゲイシャ」をやらせたかっただけなのでしょうか。
ゲイシャと芸者は違うのに。（って思う）

映画に国籍が無いなんていうけど、本当にそうとは思えない。
この映画の映画化権をスピルバーグが買った時、
まだ存命中の黒沢明に助言を求めたそうだ。
世界のクロサワは、「日本語を話す女優を使え」と助言し、
まだ素直だったスピルバーグは、
一時、日本出身のバレリーナを、サユリ役の候補に決めていたのに。。
撮影が延びて、立ち消えになった。
そしていつの間にか、主役は上り調子のチャン・ツィイーに変更ー
監督も、スピルバーグからマーシャルへ・・・・・
多分、顔がアジア系なら、どーでもいいのだろう。

一部で報道されたけど、この渡辺謙と役所広司はこの映画を一時降りた。
監督の演出が余りにも変で、主役のツィイーが全然ダメらしいからだそうだが、
ハリウッドマネーの誘惑に負けて、結局、最後まで出演したようだ。

しかし、ちょっと驚きなのは、
中国の一部も、中国女優が「ゲイシャ」をやることに異議があるらしいこと。
日本人がやるべきだから、腹を立ててるのではなく、
中国女性が、日本人の役をすることが「反日」感情を煽るのだろうなぁ。。

どっちにしろー、
中国人が「ゲイシャ」をやるアメリカ人の撮った映画なんか・・あんまり観たくはない。